日本人の10%(1,000万人)以上が経験する腰痛。その中でも高齢者に多い腰痛の原因に「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」があります。
腰部脊柱管狭窄症は、骨やその周囲の組織が加齢により変形することが原因と言われており、70代以上の高齢者に多い疾患です。
今現在、70代の方だけでなく「歳をとったら腰部脊柱管狭窄症になってしまうのでは」と心配している50代~60代の方もいらっしゃることと思います。
そんな将来の病気リスクに対処するには、どのような事を知っておくべきなのでしょうか。ここでは、腰部脊柱管狭窄症の原因や対処・改善方法について書いています。
【目次】
- 腰部脊柱管狭窄症に対する東葉コンディショニングの施術の考え方
- 自分でできる腰部脊柱管狭窄症予防・改善ストレッチ
- 腰部脊柱管狭窄症とは
- 腰部脊柱管狭窄症の症状の特徴
- 腰部脊柱管狭窄症に対する一般的な治療法
- 腰部脊柱管狭窄症に似た症状の病気に注意!
- まとめ
腰部脊柱管狭窄症について詳しい方、施術方法などを先に知りたい方も多いと思いますので、まずは当院の施術の考え方、自分で出来る腰部脊柱管狭窄症を予防・解消できるエクササイズからお話します。
実際に腰部脊柱管狭窄症でお悩みの方へ、施術を行っている動画もありますので、ぜひ御覧ください。
◆腰部脊柱管狭窄症に対する東葉コンディショニングの施術の考え方
当院の施術は、腰部脊柱管狭窄症に対して狭窄している部分にアプローチするだけではなく、狭窄症になるような負担をかけてしまっているカラダそのものです。
腰部脊柱管狭窄症になる方の特徴としては、
・高齢者(60歳~80歳)である。
・骨や椎間板が変形している。
・筋肉などの軟部組織が硬化している。
というものがあります。
そのため東葉コンディショニングでは、カラダ全体の歪みを治し重心バランスを整え、脊柱の変形により悪化した体液(血液、リンパ液等)の循環改善、筋肉の過緊張や神経圧迫を緩和させることを主眼に置いて、整体施術をします。
その他にも、下肢アライメント(足部、足首、膝、股関節の配列)の調整や、骨盤や胸郭、背骨など、一つ一つ丁寧に歪みを整えていきます。
カラダ全体の重心バランスが改善すると、骨盤や腰椎が正しい位置に安定します。
その結果、関節や筋肉への過度な負担が減り、血液やリンパの流れが良くなり、自然治癒力が高まり症状を改善させていくというわけです。
また、腰部脊柱管狭窄症は高齢者が多く、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)も患っているため整体は怖いという方もいますが、東葉コンディショニングの独自の整体法は、赤ちゃんから妊婦さん、90歳以上の高齢の方も受けることができる優しい手法なので対応可能です。
実際の施術の様子を動画で公開していますので、ぜひ御覧ください。
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◆自分で簡単にできる腰部脊柱管狭窄症予防解消エクササイズ
腰部脊柱管狭窄症を自分で予防・解消できるエクササイズをご紹介します。
~注意点~
*痛みのない範囲で!
痛いことはなるべくしない方が、早い症状回復が見込めます。
普段から痛い姿勢や動作は避けるようにしましょう。
我慢してやる必要はありません。
*適度な回数で!
たくさんやればやるほど、良くなる訳ではありません。
1回やって、次に行うまでは30分以上あけ、1日数回に分けてやる方が効果的です。
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◆腰部脊柱管狭窄症とは
8万人を対象とした大規模調査(2010年福島県立医科大学)で、国内の患者数が推定240万人いるという結果が出た腰部脊柱管狭窄症ですが、この「脊柱管」とはなんでしょうか。
脊柱とは、いわゆる背骨のことを指します。
脊柱はそれ自体が1つの骨ではなく、「椎骨」と呼ばれる骨が縦にいくつも連なることで「背骨(脊柱)」を構成し、椎骨の中にある椎孔という穴が、脊柱全体を通じて「脊柱管」という空間を作り出しています。
この空間には神経束や血管が通っており、これらは脊柱管の中で枝分かれしてカラダの各部へと伸びています。
腰のあたりの脊柱管が狭窄、つまり狭くなる病気が「腰部脊柱管狭窄症」です。
発症すると脊柱管に圧迫された神経は、痛みやしびれを引き起こしたり、血管が圧迫されれば血流の低下を起こします。
こうして発症した症状は、太ももからふくらはぎ、足の裏、両側に出る場合や片側だけに出る場合もあれば、足の症状だけで腰痛は全くない場合もあるなど、様々ではありますが、一般的に次のような症状が出てきます。
- 腰痛、坐骨神経痛(腰周りの重さ、違和感、はり感)
- 下肢にしびれや痛みがでる
- 歩き出すと足のシビレや痛みなどで休憩が必要になるが、前かがみで休むとまた歩けるようになる(間欠性跛行)
- 足に力が入らなくなり、足先が持ち上がらない、階段でつまずく、スリッパが脱げやすい
- 麻痺や灼熱感(しゃくねつかん)などの感覚異常
◆腰部脊柱管狭窄症の症状の特徴
先に挙げた症状の中でも、腰部脊柱管狭窄症の特徴であり代表症状であるのが、「坐骨神経痛」と「間欠性跛行」です。
まず坐骨神経痛ですが、これは固く緊張してしまったお尻周りの筋肉が、坐骨神経を圧迫することから痛みが生じるものです。上に記したように、痛みだけでなく、腰の周りの重さや違和感、張り感、下肢へのしびれ等が生じます。
間欠性跛行は、姿勢を正すようにカラダを起こすことで、症状が出現します。
姿勢を正すことで脊柱が伸展(反る)され、脊髄の圧迫が強まるために痛みやシビレが出るのですが、カラダを丸めるようにかがんだり座ったりすることで、圧迫が弱まり、症状が緩和されます。
そのため、小休止を取り入れることで痛みが引き、また歩き出すことができるようになるのです。
◆腰部脊柱管狭窄症の一般的な治療法について
症状が出てから少なくとも数ヶ月は、保存的治療をするというのが一般的です。
保存的治療には、以下のようなものがあります。
- 湿布や塗り薬を使って炎症を抑える
- 神経ブロック注射
- 血流障害緩和や血管を拡張、筋肉をゆるめ炎症を緩和する薬剤の投与
- 牽引やホットパックで局所を温めたりするなどの理学療法
- 腰部の安静や保持を目的にコルセットや装具を着ける物理療法
- 運動療法などのリハビリテーション
このような保存療法で変わらない方や、症状の強い場合は、手術を選択することもあります。
◆脊柱管狭窄症に似た症状の病気に注意!
脊柱管狭窄症の痛みやシビレをなんとかしたい!と考えた時に注意したいのが、他の病気との区別です。
「閉塞性動脈硬化症」という病気は、その名の通り動脈硬化から派生する病気の一種なのですが、脊柱管狭窄症と同様に間欠性跛行が表れるため、その症状を見ただけでは混同してしまう可能性があります。
この2つの病気には、前かがみになった時に痛みが治まるかどうか、立っているだけでも足が痛むかなど、いくつか特徴的な違いがありますが、自己判断での思い込みは命にかかわる場合もあります。
自己診断せずに、医療機関で受診することをお勧めします。
◆まとめ
腰部脊柱管狭窄症になる方は、痛みやしびれの有無、原因も様々です。
病院で手術といわれる方もいらっしゃいますが、狭窄症になった根本的な原因を取りのぞかなければ、いくら手術で楽になったとしても、再発してしまう恐れがあります。
また、腰部脊柱管狭窄症になる方は高齢の方が多く、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になっている方もいると思いますが、当院の整体施術方法は妊婦さんを始め、赤ちゃんから90歳以上の方にも安心の、カラダに負担の少ない優しい手法です。
腰部脊柱管狭窄症による痛みやシビレを改善させたい!と考えている方、その他にも何かご不明な点があれば、ぜひ整体院東葉コンディショニングにご相談ください。